2019-01-01から1年間の記事一覧

カード

どこの店に行っても、何かしらの買い物をすると 「ポイント・カードはお持ちですか?」 というようなことを尋ねられる。 持ってれば提示するが、持ってないし、興味もないから放っておいてくれ、と言いたくなる。 スーパーなんかで、期間限定の割引券をくれ…

カード

どこの店に行っても、何かしらの買い物をすると 「ポイント・カードはお持ちですか?」 というようなことを尋ねられる。 持ってれば提示するが、持ってないし、興味もないから放っておいてくれ、と言いたくなる。 スーパーなんかで、期間限定の割引券をくれ…

最近の読書

たまには何か書かないといかんな。 今の時点で読みかけなのは、 諏訪哲史 『偏愛蔵書室』 (国書刊行会、2014) つげ義春 『新版 つげ義春とぼく』 (新潮文庫、1992) の2冊。 毎日就寝前に寝床で読んでいる。 意図して選択したわけではないが、両者に通じ…

お江戸話

いつの頃からか、江戸時代に興味を抱くようになった (テレビで 「お江戸でござる」 を見てたから? さぁ、そこまで影響されたかどうか ・・・)。 それでいて、時代小説などはあまり読んでない。 最近読んだ江戸時代関係の本に徳川宗英 (宗英 は むねふさ …

最近読んだ本

読書人ではないから、たかが知れているが、しばらく何も書かなかったので、読んだ本のリストを出してみる。 とはいえ、前回書いた後に読んだものだけだから、ほんの数冊だけだ。 神永暁 『悩ましい国語辞典』 (角川文庫) ステファン・グラビンスキ 『動きの…

古書店主の逆襲

しばらく前に門井慶喜 『定価のない本』 (東京創元社、2019) を読んだ。 まぁ、面白くはあった。 ただ、プロローグやエピローグは余計。本体だけでいい。 それと、蘊蓄がやや鼻につく。 エンタテインメントとして書かれたものなら、蘊蓄はもっと抑えるべき…

分ち書き的改行の多用

門井慶喜 『定価のない本』 (東京創元社、2019) を読み始めた。 作者の名が 「慶喜」 なんて、ちょいとフザケてる気がしないでもない。 それは、まあ、どうでもいいことかもしれない。内容が面白ければいいのだ。 ただ、この小説の書き方が少し気になった…

探偵小説 → 推理小説

清水義範 『身もフタもない日本文学史』 (PHP新書、2009) を読了。 いちおうは、面白かった、といっておこう (たとえば川端康成が変態小説作家の1人とされてたりする)。 別に著者の見方に同感しなければならないということはないわけだし。 終わりの方…

D・H・ロレンスの完全犯罪小説

何日か前にフェルディナント・フォン・シーラッハ 『刑罰』 (東京創元社、2019) を読んで、その中には完全犯罪になったものもあったように思う (疑惑は持たれたものの、結局は犯罪者とされずにすんでいる人たちは、何人か登場したように思う)。 そういえ…

F・シーラッハの 『刑罰』 を読了す

フェルディナント・フォン・シーラッハの 『刑罰』 (東京創元社、2019) を読了。 最後の 「友人」 の最後に書かれているコメントは、作者自身のコメントのような気もする。 刑事弁護士として20年を経て、そして作家となった者の所感: それぞれの決まりご…

著名人の身長

前にニーチェの身長について書いたが、フェルディナント・フォン・シーラッハの短編集 『刑罰』 (東京創元社、2019) の中の 「小男」 という作品にも 身長 に言及しているところがあった。 リビングには小男の伝記をコレクションしている。 として、次の人…

Upside Down

フェルディナント・フォン・シーラッハ 『刑罰』 (東京創元社、2019)。短編集だ。初めの2編 (「参審員」 と 「逆さ」) を読んだ。初めて読む作家なので、つまらなければポイするし、面白ければ他の作品を読むこともあるかもしれないというつもりで、小…

ニーチェと親鸞

氷川英廣 『ニーチェの顔』 (岩波文庫) の中の 「ニーチェにおけるヘーゲル像」 という文章の中にニーチェの 『偶像の黄昏』 からの引用が示されているのだが、その引用からさらにつまみ食い的に写してみる、 悪徳といわれようと、美徳といわれようと、 ..…

井の中の星

マギの井戸はエルサレムからベツレヘムに向かう途上にある (あった?) 井戸。 「東方の三博士」 がその井戸を覗き込むと、そこに星が見えた。 時は昼間である。にもかかわらず、星が見えた。 三博士は 「これぞ、この近くに救世主の生まれた証」 であると…

読書記録のすすめ

専門書とか技術書とか、仕事関係の本などは、必要な部分だけを流し読みということも珍しくないだろう。 そういうのとは違って、趣味でとか、時間つぶしでとか、話題になってたからとか、興味を持ったからとか、そういう本の場合は、せっかく読んだのだから、…

ニーチェの身の丈

超人の身長は分からぬが、ツァラトゥストラを書いた人の身長は分かるようだ。 171cm であったそうな。 それでも背丈が 「低い」 ということになるらしい。 なぁに、日本では 「大男、総身に知恵のまわりかね」 なんて文句があるぞ。 氷上英廣 『ニーチェの顔…

最後のひとひねり

中国を舞台にしたミステリといえば、ロバート・ファン・ヒューリックのディー判事シリーズが思い浮かぶ。 ヒューリックは故人だが、香港に陳浩基という現役のミステリ作家がいる。 数か月前に 『ディオゲネス変奏曲』 という短編集を読んでみたら、なかなか…

はじめのはじめ

本なんて読まなくたって死にはしない。 -- などと書いてみたが、これから何を書いていいものやら。 思い付きで、いきなりブログを開設してしまい、すぐには材料がない。 いずれ、自分の読んだ本について書いていくことになるとは思う。 ただし、私は読書家で…