マギの井戸はエルサレムからベツレヘムに向かう途上にある (あった?) 井戸。
「東方の三博士」 がその井戸を覗き込むと、そこに星が見えた。
時は昼間である。にもかかわらず、星が見えた。
三博士は 「これぞ、この近くに救世主の生まれた証」 であると確信して道を急ぐ。
こうしてイエスのもとにたどり着くのである。
「新約聖書」 の福音書にその井戸のことが記されていたかどうか、もう記憶にない。
けれど、昼間なのに井戸の中に星が見えるという現象は特に不思議なことではないようなのである。
光学的な説明がつくのだろう。
氷上英廣著 『ニーチェの顔』 (岩波文庫) を読んでて知った。