最近読み終えた本

今に始まったことではないが、ものぐさなもので、せっかく読み終えた本があっても、読書記録に記載するのを忘れていたりする。

 

記載漏れ ・・・ だな。(笑)

 

そんなありさまなので、書名だけにしておく。

 

 橋川文三幕末明治人物誌』(中公文庫, 2017

 ベンジャミン・フルフォード&ウマヅラビデオ『世界を操る闇の支配者 -- 米露中の覇権バトルと黒幕の正体』(宝島社、2022

 

前者はともかく、後者の方は、いわゆる "陰謀論" の類じゃないか、と思われるかもしれないが、それでも常識とは違う角度から世界を眺めてみるのも悪くはなかろう。

 

そして現在寝床読書の材料になってるのが、ラーフ・ライナ『ガラム・マサラ』(文藝春秋、2023)という小説。

 

変なタイトルだが、インドの作家の書いたもの。

 

読み始めた時には、「あ、こりゃ失敗した。こんなもの、とても読めるしろものじゃないな」と思ったものの、少し読み進んでいくと、なかなか面白い。

 

原文は英語だそうだが、饒舌体というか、日本語で読むのは楽じゃないが、おそらく原文はなかなかのものなのだろう。

 

ただ、あと数日のうちに返却せねばならないのだが、それまでにはとても読み通せそうにない。さて ・・・

 

未読了

去年もそうだった気がするが、年末に借りた本を、結局は読み終えることが出来なかった。

 

しかも、借りて2週間後にネットで延長の手続きをしていたので、合わせて4週間くらいあったのに、それでも読み通せなかった。

 

遅読もいいところだ。

 

だって、寝床の中で、眠くなるまで読んでるだけなので、あっさりと眠くなってしまったりもする。

 

自分の買った本であれば、マイペースで読めるのだが、それにしても、これほど遅くては、読書をしてるなんて言って威張れそうにない (別に威張る必要もないのだが)。

 

横田順彌『平成古本奇談』(ちくま文庫、2022) だけは読み終えたが、ロバート・キャンベル他・編の『東京百年物語2』(岩波文庫、2018) は途中まで読んだだけで返却せねばならなくなった。

 

残り100ページもないくらいなのだが ・・・

 

ま、」仕方がない。

 

アンソロジーなのだが、印象に残るのはフィクションの方だろう。他の人にどういう内奥なのかを語りやすいから。

 

たとえば谷崎潤一郎「人面疽」は、ミステリーじみているし、薄気味悪さがある。しかも、最後まで謎の解明はなされないままで終わる。

 

芥川竜之介「魔術」は、いかにもという作品なのだが、作者名がなぜか龍之介ではなくて竜之介になっている。

 

梶井基次郎「泥濘」は、語り手の意識の流れを描写しているような作品だといえなくもない。

 

そして、堀辰雄「水族館」は、堀辰雄といえば「風立ちぬ」のような作品があるわけで、いくらかそういうイメージを抱いていたが、その作品では浅草で踊り子をやっている若い女が登場し、その若い女と昵懇であるように見えた若い男が、実は男装した女性で、関係のもつれからか、舞台の上の踊り子にピストルを発射して逃げるも、建物の屋根の上から墜落するのである。

 

踊り子といえば、永井荷風の「踊子」を読んだことがあるな、という記憶が蘇った。作品としては荷風の方が骨組みがしっかりしているかもしれないが ・・・

 

それから伊藤整の小説にかかったところで、時間切れが近くなった。伊藤整は例の「チャタレイ裁判」くらいしか知らないのだが、作家であったことも知ってはいた。しかし、作品を読んだことはないので、これが初めてになるはずだった。今夜のうちに読み通せるだろうか。かっこの中の文は、語り手の意識の内容のようだ。それが客観的な描写の文の中に入り込んでいる。面白い趣向といえなくもない。

やっと通読完了

本がまるで読めないちうか、通読することがしばらく続いていたが、やっと2冊ほど通読できた。

 

ただし、予定を大幅に上回る4週間を要した。

 

その2冊とは

 

 ジャン= ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』(岩崎力・訳、中公文庫、2023

 キャスリン・ペトラス&ロス・ペトラス『人体ヒストリア』(向井和美・訳、日経ナショナル ジオグラフィック、2023

 

である。

 

どちらも市の図書館の新着書のコーナーにあった本だ。

 

もう少しゆとりがあれば、メモくらい取りたかったところだが、ほとんど寝床の中で眠りが訪れるまでの時間に読んでいたのだし、とにもかくにも何とか 通読 してやろうという思いで読んでたのであり、おまけにもう返却期限になってしまったので、そんな余裕はなくなった。

 

でも、久しぶりに通読できたのはうれしい。これで勢いを取り戻せるだろうか。

 

寡読の日々

最近 ・・・ というか、近頃は ・・・ というか、読書量がガタガタに減ってしまった。

 

特に意識したのは夏頃から。

 

大体が寝床で読むことが多くなっていたのだが、それが、数ページどころか数行読むと眠くなってスタンドを消して眠りに入ったりすることが多くなった。

 

年のせい? それを言うなよ。

 

まぁ、とにかく読書量がめっきり落ちてしまって、このブログに書くようなこともほとんどない有様。

 

たまには何か書いてみるかというので、こうしてキーボードを叩いてはいるのだが ・・・

 

最近(寝床で)読んでるのはジャン・ルイ・ド・ランビュールというジャーナリストが、幾人かのフランスの作家にインタビューをしてまとめた『作家の仕事部屋』(岩崎

力・訳、中公文庫、2023)。

 

なじみのない作家が多いが、名前だけは知ってるのはバルトとかビュトールとかル・クレジオとか、レヴィ・ストロースとかマンディアルグとかF・サガンとかN・サロートとか、まぁ、そんなところかな。(バルトやレヴィ・ストロースは、日本的な感覚では "作家" というのとは違う気がする。原題に écrivains と入っているように、必ずしも "作家" が対象というわけではなくて、"著述家" みたいなものかもしれない)。

 

でも、読んでて、何を言ってるのか理解出来なかったり、すごい発言とかあるのかなという期待が裏切られたり、ではある。

 

でも、執筆方法が各人で異なっていたりするのは面白い。

 

何度も書き直す派にマンディアルグもいて、

 

 望ましい完成度に達するまで、何度でも書き直します。

 

と述べている。

 

作家の生原稿を有難がって収集するような人たちもいるわけだが、彼に言わせれば、完成稿に至るまでの原稿はいくらでもあるという。面白いことに

 

 エリュアールやブルトンもバンジャマン・ペレも自分たちの原稿を四回は書き写していました。

 

という。何のことはない、売却して金にするためだ。

 

シュールレアリストなんてのは、霊感に感じたかのように、一気呵成に書き上げるものかと思いきや、本当は何度も書き直しているのかもしれない。

 

 

もう少し面白い話もあったかもしれないが、こちらは久しぶりに書くので、お茶を濁す程度に書いておく。

 

 

「知く」

牧野富太郎『我が植物愛の記』(河出文庫、2022)の「飛蓬すなわち転蓬となる蓬7」という文章の中に

 

 この胡砂を吹く風は大陸的なものであればまことに強烈でだだに草のみならず雲の知く砂塵をも揚ぐることであろうことが想像に難くない。

 

という文があった。

 

この文における「知く」という文字に疑問を抱いた。

 

これって、「如く」のことではないのかな?

 

ネットの辞典を見てみたが、「知く」は「如く」と同じことだという記述は見当たらなかった (探し方がまずかったのなら話は別であるが)。

 

もしかして「如く」の誤植では? と思った。

 

仮に誤植だったのであれば、なぜ、文庫本に収録するに際して、訂正しなかったのだろう?

 

誤植などではなく、ちゃんと読み方があるからか? 私などには分からないから、それならそうと、フリガナを付けて欲しい。

 

 

 

 

 

* 別に書いてるブログで、やはりこの本からの引用をしたものを書いた。→ [マコとアヤメ]

 

過去の読了書記録から (8) - 2006年6月~12月

前回 [過去の読了書記録から (7) - 2006年1月~6月] をアップしたのは、去年の9月20日

 

えらく間があいたもんだが、その続き。

 

 

 

・07/01 高橋いさを オリジナル・パラダイス (論創社、2006)
・07/03 高橋昌一郎 ゲーデルの哲学  不完全性定理と神の存在論 (講談社新書)
・07/07 久住昌之(原作)・谷口ジロー(作画) 孤独のグルメ (扶桑社、2000)
・07/08 井上靖ほか28名 読書と私 (文春文庫)
・07/09 堀内勲 赤ちゃんはスリッパの裏をなめても平気 (ダイヤモンド社、2002)
・07/16 太田龍 長州の天皇征伐 (成甲書房、2005)
・07/19 ジーン・ウルフ デス博士の島その他の物語 (朝倉久志/伊藤典夫/柳下毅一郎・訳、国書刊行会、2006)
・07/25 Nick Hornby How to be Good (Penguin Books、2001)
・07/28 Louis Sachar Holes (Dell Laurel-Leaf、2003)
・08/01 ジェイムズ・モートン わが名はヴィドック (栗山節子・訳、東洋書林、2006)
・08/02 片野善一郎 数学を愛した作家たち (新潮社、2006)
・08/03 笙野頼子 絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男 (河出書房新社、2006)
・08/06 Alex Shearer The Stolen (Macmillan Childen's Books、2002)
・08/07 ロドルフ・カッセル他 原典 ユダの福音書 (日経ナショナル・ジオグラフィック社、2006)
・08/08 日本雑学研究会 大雑学[7] 世界の秘密結社 (毎日新聞社、2005)
・08/11 篠田達朗 歴代天皇のカルテ (新潮社、2006)
・08/13 八杉康夫 戦艦大和 最後の乗組員の遺言 (WAC、2005)
・08/13 鈴木輝一郎 信長が宿敵 本願寺顕如 (毎日新聞社、2005)
・08/17 大前研一 日本の真実 (小学館、2004)
・08/17 永井義男 中山道 算学奇談 (幻冬社、1998;)
・08/21 夏目漱石 三四郎 (角川文庫)
・08/22 Darren Shan Cirque du Freak (HarperCollins、2000)
・08/23 出久根達郎 本を旅する (河出書房新社、2006)
・08/25 竹内久美子 小さな悪魔の背中の窪み (新潮社、1999)
・08/29 佐藤文隆 孤独になったアインシュタイン (岩波書店、2004)
・09/01 M. ホワイト & J. グリビン スティーヴン・ホーキング  天才科学者の光と影 (林一/鈴木圭子・訳、早川書房、1992)
・09/03 湯浅顕人 ウィニー  情報流出との闘い (宝島社、2006)
・09/04 高木光太郎 証言の心理学 (中央公論新社、2006)
・09/05 合田正人 サルトル『むかつき』 ニートという冒険 (みすず書房、2006)
・09/07 角田房子 閔妃暗殺 (中公文庫)
・09/09 アリー・ケンネン ビースト (羽地和世・訳、早川書房、2006)
・09/19 ジョシュア・ギルダー & アン-リー・ギルダー ケプラー疑惑  ティコ・ブラーエの死の謎と盗まれた観測記録 (山越幸江・訳、地人書館、2006)
・09/21 村上満 麦酒伝来  森鴎外とドイツビール (創元社、2006)
・09/24 夫馬基彦 按摩西遊記 (講談社、2006)
・09/28 ウィル・セルフ 元気なぼくらの元気なおもちゃ (安原和見・訳、河出書房新社、2006)

・10/01 谷崎潤一郎 & 渡辺千萬子 谷崎潤一郎 渡辺千萬子 往復書簡 (中央公論新社、2006)
・10/02 御厨貴 ニヒリズムの宰相 小泉純一郎 (PHP研究所、2006)
・10/05 平山夢明 独白するユニバーサル横メルカトル  平山夢明短編集 (光文社、2006)
・10/07 宮元啓一/石飛道子 ビックリ! インド人の頭の中  超論理思考を読む (講談社、2003)
・10/13 デイヴィッド・リヴィングソトン・スミス うそつきの進化論 無意識にだまそうとする心(三宅真砂子・訳、日本放送出版協会、2006)
・10/22 サイモン・シン フェルマーの最終定理 (青木薫・訳、新潮社、2006)
・10/24 ハリエット・スコット・チェスマン わたしの知らない母 (原田勝・訳、白水社、2006)
・10/26 ハル・ヤマダ 喋るアメリカ人 聴く日本人 (須藤昌子・訳、成甲書房、2003)
・10/30 カレル・ヴァン・ウォルフレン もう一つの鎖国  日本は世界で孤立する (;井上実・訳、角川書店、2006)
・11/03 高橋五郎 スパイ"ベラスコ"が見た広島原爆の正体  嵌められた日本と世界を支配する見えざる帝国 (学習研究社、2006)
・11/05 奥島貞雄 自民党総裁  権力に憑かれた亡者たち (中央公論新社、2006)
・11/13 竹内薫 + SANAMI シュレディンガーの哲学する猫 (徳間書店、1998)
・11/20 アーサー・ビナード 日本語ぽこりぽこり (小学館、2005)
・11/21 リオノ・フライシャー ザ・インターネット (大野晶子・訳、ソニー・マガジンズ、1996)
・12/04 アレン・ネルソン 戦場で心が壊れて  元海兵隊員の証言 (新日本出版社、2006)
・12/12 保坂和志 小説の誕生 (新潮社、2006)
・12/16 Alex Shearer The Speed of the Dark (Macmillan Children's Books、2003)

 

 

1冊づつ振り返ってみたいところだが、何しろ17年も経ってるんだから、そりゃ無理。

 

このリストには入ってないが、陳丹燕『上海のプリンセス』 (光文社, 2003) という本を借りてきたという記録がある。だが、読み終えたという記録がない。読み終えるだけの時間がなかったのか、記録するのを忘れたのか、それとも読む価値がないと判断して読むのを放棄したのか。

 

この頃はそれなりに読書してたみたいだ。今は逆立ちしても無理だけど。

 

だけど、内容はまるで思い出せない本がいくつもある。それはそれで構わないのだが。

 

Nick Hornby の小説は、初めて読んだのが Of a Boy で、次が High Fidelity で、How to be Good で3冊目だったようだ。いずれも市の図書館にあったのである。

 

Louis Sachar: Holes は、映画もあるはずで、その原作なのか、それとも映画をノベライズしたものかは知らないが、読みやすくて楽しめたことが記憶にある。

 

笙野頼子の小説は、初めて読んだ。「何だ、こりゃ?」と思ったに違いない。

 

Alex Shearer: The Stolen は、ヤングアダルト小説。上に出した Holes もそうだが、英語の小説というものを読んでみたいと思っている人にお薦めできる気がする (という私も英語の初級レベルの者で、そこから上には行けそうもないのに、エラそうに「薦める」なんて書くのは気が引けるけれども、そんな私でさえ楽しめたのだ)。

 

Shearer の小説は The Speed of the Dark も読んだ。これも図書館にあったので。

 

読了記録を見ると、アリー・ケンネン『ビースト』を読んで気に入ったようだ。しかし、内容は全く思い出せない。