作中人物の妊娠に仰天す

立て続けに2冊読了。 1冊は、荒俣宏 『日本仰天起源』 (集英社文庫、1994 【荒俣宏コレクション】) もう1冊は Iris Murdoch: The Italian Girl (Penguin, 1980 [1964]) 荒俣宏の著作を読んだのは、これが初めてだったかもしれない。その博学多識に舌…

燃えない本

ニュース記事で読んだ時に、レイ・ブラッドベリ (Ray Bradbury) の 『華氏451度 (Fahrenheit 451)』 を連想した。 カナダの女性作家マーガレット・アトウッド (Margaret Atwood) が、自著 『侍女の物語 (The Handmaid's Tale)』 に向けて、火炎放射器で炎を…

世界の果てまで

つい 「私を野球に連れてって」 という曲 (Wikipedia を見ると、日本でもおなじみの曲らしい) を連想する。 「野球」 ならまだしも、「世界の果て」 となると、こりゃあ容易なことではあるまい。 今日、ぶらりと立ち寄った書店で、ちくま文庫の並んでいる…

玉と錬金術

荒俣宏 『日本仰天起源』(集英社文庫【荒俣宏コレクション】 1994) を読み始めているのだが、これが、面白い。 「釣りと玉川」 という文章がある。 私は釣りを趣味としていない人間だが、それでも読むと面白い。 水中が 「異界」 であるという話から外道の…

読了メモ

幸田露伴 『渋沢栄一伝』 (岩波文庫、2020) をやっと読了。 続いて畠中恵 『えどさがし』 (新潮文庫、2014/2015) に移る。 畠中さんの本は久しぶり。 だけど、『渋沢栄一伝』 にかなり時間を割いたので、畠中さんの本は、最後まで読み切れずに図書館に返却せ…

『赤毛のアン』 の島

読んだことがあるかどうかの記憶がない。 だけど、何しろ有名な小説だ。 作者はカナダの L・M・モンゴメリー (L. M. Montgomery, 1874-1942) という女性作家。 ここでクイズです。 『赤手のアン』 の舞台でもある、モンゴメリーが生まれたカナダの島の名前を…

最近の読了

数日前、何がどうなったのか分からないが、やけに突出したアクセス数が記録されてる日があった。 だからといって、(発奮して) まともなことを書いてアップできるかというと、そうもいかない。 I'm what I am. である。 もっと頻繁に何か書いてアップしたい…

過去の読了書記録から (6) - 2005年7月~12月

またまた久しぶりにこのリストを出してみる。まだ2005年かぁ、と思ってしまう。このリストを眺めてみて、読んだという記憶があるのとないのとある。私は、読んでしまえば内容は忘れてしまうみたいだ。それなら、何のために読書などしているのだということに…

最近読み終えた本

・大塚ひかり 『うん古典 -- うんこで読み解く日本の歴史』 (新潮社、2021) ・近藤伸二 『彭明敏 -- 蒋介石と闘った台湾人』 (白水社、2021) 後者はよく書けている。さすがに、もと新聞社の人間だけのことはある。 関係者へのインタビューを重ねているし…

もののほん

橋口候之介 『江戸の本屋と本づくり 【続】和本入門』 (平凡社ライブラリー、2011) を読んでたら、 十七世紀まで硬派の書物を「物之本」といって、「書物屋」とか「物之本屋」と呼ばれた店が取り扱った。 という文に出会った。 それを読んだ時に、柳瀬尚紀…

返却期限切れ近し

まじめなブログにしようと思ってたのに、やはり、どうも、地が出てしまうのは仕方ないか。 紀蔚然 (キ・ウツゼン) の 『台北プライベートアイ』 (文藝春秋、2021) を、まだ読み終えられない。 もっと易々と通読してしまえると踏んでいたのだが、当てが外れた…

日本語について考えてみたり

おれは本を読んでも、読んだとたんに忘れてしまうし、ひどいときには作者の名前も、本のタイトルも覚えていないくらいだ -- 紀蔚然 (キ・ウツゼン) 『台北プライベートアイ』(舩山むつみ・訳、文藝春秋、2021) そんなわけで、最近読んだ (読み終えた) 本…

わかりやすさで叱られて

意味不明なタイトルをつけてみた。 書こう書こうと思ってても、つい面倒になる。もう、内容など支離滅裂でもいいから、とにかく書き始めてしまうこと、そんな書き方しかできない私である。 最近読み終えた本: ・加賀野井秀一 『日本語を叱る!』 (ちくま新…

噂を売る

奇妙なタイトルだと思ったが、試しに借りてきて読んでみた。 梶よう子 『噂を売る男 藤岡屋由蔵』 (PHP、2021) 実を申せば、「群ようこが書いた時代劇? そりゃ珍しいや」 と思って借りてみたのである。 帰ってからよくよく見れば、群ようこ ではなくて 梶…

過去の読了書記録から (5) - 2005年1月~6月

「過去の読書記録から (4) 7月~12月」 を書いたのが、去年の10月29日のことだったようだから、かなり間が空いてしまった。 2013年くらいからは普通にエディタで記録を書き込む形にしたのだが、それ以前は独自の形式で記録していた。 古いのは早くここに再…

社会派的ロマン・ヌワール風完全犯罪推理小説

上に訳の分からんタイトルを書いてみたが、まぁ、分類はどうでもいいってことだ。 「探偵」 小説としようかとも思ったが、職業としての 「探偵」 は登場しない。 しかし、おったまげた。こんな小説を、女性が書いたのだということに。 読んだ人には分かるか…

2人の翻訳家

田口俊樹 『日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳 この四十年』 (本の雑誌社、2021) を読み終え、続けて、その前から読んでいた柳瀬尚紀 『辞書はジョイスフル』 (新潮文庫、1998) も読み終えた。 どちらも翻訳家という点では共通しているが、分野は必ずしも重な…

図書館へ

ヘルニアも、かなり改善してきたようなので、久方ぶりに図書館に行ってみた。 まぁ、何とか歩けた。 2冊だけ借りる。本当は、他にも借りてみようかなと思った本はあったのだが、欲張っても読み切れないだろうから。 借りたのは田口俊樹 『日々翻訳ざんげ』 …

敗北者の思想

最近はヘルニアもかなり良くなってきたので、そろそろ図書館に出かけて本でも借りて来ようかと思ってみた矢先、県内ではオミクロン感染者が無視できない数にのぼり、重点措置法だったかの適用を受ける始末。 今回は、まだ図書館は休館措置を取っていないよう…

最近

最近はネタがない。 ヘルニアで歩くことに問題があって、市の図書館にも出向けず、新たに本を借りれない状態が続いている。 仕方がないから、所有する本の再読をしているのだが、それにしても白川静 『孔子伝』 (中公文庫、改版003) を読むスピードが遅い…

Hello

Hello は英語の 「ハロー」 という、アレ。 ところが、Hello という名の作家もいたのだ。 フランス人で、Hernest Hello という名の人 (1828-1885)。 ただし、読み方は エルネスト・エロー だ。 Wikipedia [エルネスト・エロー] という項目がある。

マーガレット・ウィルソン

Project Gutenberg に Margaret Wilson 作 The Able McLaughlins という小説が出ていた。 マーガレット・ウィルソンといえば、第28代アメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソンの長女の名。 そんな人の書いた小説なのかと思ってしまったが、そうではなかっ…

1914

ジョージ・オーウェル (George Orwell) の 1984 という作品は有名だが、同じように年代をタイトルにした小説がある。 それは John Oxenham の 1914 という小説。 読んだことはないが、第1次大戦を舞台にしたものかも。 ネット上に公開されているので無料で…

人語 犬語

ヘルニアは、いくらかましになったが、外を歩くのはつらい。 苦痛をこらえながら図書館まで行くなんてことはしたくないから、今のところ新しく借りて読んでるものはない。 前に書いたヨハン・ベックマン 『西洋事物起原 (二)』 (岩波文庫、1999) は、いち…

過去の読了書記録から (4) - 2004年7月~12月

前回から間が空いたので、ちょっと要領を得ないところがある。 リストを示すだけなのだが、元のソースの表示に手を加えなければならないのが、やや面倒。 2004/07/03 Dean Koontz Ticktock (Headline Book Publishing、1997)2004/07/08 アイリス・マードッ…

或る噺家の一代記

毎晩寝床でちょいとづつ読んでいたが、とうとう読み終えてしまった。 5代目古今亭志ん生の 『びんぼう自慢』 (ちくま文庫、2018 [2005]) である。 同じちくま文庫に入っている 『なめくじ艦隊』 は過去に読んだことがあり、話としては重なり合ったりもす…

公園

私は別なところにもブログを書いていて、一応は書いてみたものの、アップしようかどうしようかと迷って、結局アップしないことにした文章があるのだが、本に関連する内容だから、こちらの方にアップしてみる。 * * * 永井荷風・作 「踊子」 に 日曜なんぞは…

建物が主役の人間ドラマ

最近のわが読書。 カレル・チャペック 『白い病』 (阿部賢一・訳、岩波文庫、2020) に続いて、かなり時間を取った気がするが植松三十里 『帝国ホテル建築物語』 (PHP研究所、2019) を読了。現在は永井荷風 『浮沈・踊子 他三篇』 (岩波文庫、2019) を…

最近のMy読書

夜眠る前に、寝床でちょっとづつ読んでるのは、以下の2冊。 永井荷風 『浮沈・踊子 他三篇』 (岩波文庫、2019) 植松三十里 『帝国ホテル建築物語』 (PHP研究所、2019) 上のものは、以前も借りてきて、少し読んだが、同時に借りてきた本の方が優先して、…

塀の中と墓の内

ミキータ・ブロットマン 『刑務所の読書クラブ』 (原書房、2017)、Tracy Chevalier: Falling Angels (Plume, 2002)、イヤミス傑作選 『あなたの不幸は蜜の味』 (PHP文庫、2019) と読み終えてきた。 今は、少し手持無沙汰な感じで、読みかけの本 (小説など…