カード

どこの店に行っても、何かしらの買い物をすると 「ポイント・カードはお持ちですか?」 というようなことを尋ねられる。

 

持ってれば提示するが、持ってないし、興味もないから放っておいてくれ、と言いたくなる。

 

スーパーなんかで、期間限定の割引券をくれたりする。

 

ぶらりと立ち寄って買い物をすることがあるが、その時に割引券を持ってたためしがない。

 

主婦ではないので、何かの時に立ち寄る程度の者なので、そんな時に割引券を用意していないのだ。

 

多少は損をしたような気分にならぬでもない。

 

初めからなければ、そんな気分にならずにすむのに。

 

 

昨日、 大きな本屋に行った時に、ポイント・カード を作ってしまった。

 

といっても、受け取った というくらいなもので、書類に書き込んだりはしていない。

 

500ポイントたまると500円分の商品券がもらえるらしい。

 

けれど、考えてみると、100円につき1ポイントなのだから、500ポイントためるには5万円分の書籍を買わねばならぬ。

 

しかも、半年経過するとポイントが消滅してしまうので、それまでに買わねばならない。

 

そんなに書籍を買うだろうか。半年で5万円分の書籍を買うなんて、個人でそこまで買うとは思えぬ。

 

せっかくのカードであるが、カードを発行してもらったという、それだけのことに終わりそうに思われる。

 

 

それにしても、今は本の値段が高いなぁ。ちょっとした文庫本ですら千円を超えてるのはザラだ。

 

そうそう買ってはいられない。