読書記録

読んでる本: レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』

訳文には引っかかるものがあったりするが、毎晩 レイモンド・チャンドラー 『さらば愛しき女よ』(清水俊二・訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)を読んでいる。 たとえば今夜は263ページから読むことになるが、 建物は3階で、屋上に鐘楼があり、・・・ という文…

読了本と読み始めた本

ジェイソン・コーゾル 『ドル大暴落の日』(講談社文庫、1992) を読了した。 世界規模での為替相場の謀略的な操作によって、米ドルを暴落させ、日本が米国を支配せんというとてつもないことを考え、実行に移した元日本兵。 それにからめて、米国人男性と日本…

最近の読書

前回書いたのが1月20日。間が開きすぎだな。 せめて1週間に1度くらいは書くといいのだが、無精な上に、寒くて、夕食の後はのんびりして、それから風呂に入って蒲団に入って ・・・ という有様で、ましてこれといって書くほどのこともないのだから、ついつ…

読書体力

去年の末に図書館から借りてきた3冊のうち、読み終えたのは1冊だけ。 何とか読み通したいと思った 『島崎藤村短篇集』 も、途中までになった。 今は便利なもので、ネットで延長手続きが出来るのだが、それが出来るのは1回だけに限られている (そりゃ、い…

子女の変節

森まゆみ『にんにちは一葉さん』(NHKライブラリー、2004)は読み終えている。 よって、もう1冊の方、『島崎藤村短篇集』(岩波文庫、2022)の方を読み進めてはいるのだが、返却期日までに読み終えるのは無理だ。 延長できたら延長するし、ダメなら返却する…

タイトル

ブログというのは、何かタイトルをつけなければならないみたいで、そうすると、雑記みたいなものを書きにくい。 タイトルを付けるような、そんな大した内容があるわけでもない場合、つい手控えてしまう。 所詮は、何かの検索でたまたまヒットしたという人く…

『湖のほとりで』

トマス・エンゲル 『瘢痕』 に続いて、やはりノルウエーの、カリン・フォッスムという人の 『湖のほとりで』 (PHP文芸文庫、2011) を読んでいる。 これも 「北欧ミステリー」 だ。 返却日までに読み終えることは無理と判断して、早めにネットで延長手続きを…

トマス・エンゲル 『瘢痕』 に続いて、やはりノルウエーの、カリン・フォッスムという人の 『湖のほとりで』 (PHP文芸文庫、2011) を読んでいる。 これも 「北欧ミステリー」 だ。 返却日までに読み終えることは無理と判断して、早めにネットで延長手続きを…

マザーとチャイルド

意図したものではなかろうけれど、The mother's book という書物を書いたのが Lydia Marie Child という人であるのは面白い。内容は知らないが、子ども (child) という人の書いた 母親 (mother) についての本、というか、子を持った女性のための本、といった…

北欧ミステリ

トマス・エンゲル『瘢痕』を読み終えて図書館に返却したが、また北欧ミステリを借りてきてしまった。 今度はカリン・フォッスム『湖のほとりで』(PHP文芸文庫、2011)だ。これもノルウェーの作家の作品。 北欧ミステリはスエーデンやデンマークのものも翻訳…

読了

前回 「訳文が気になる」 で言及したトマス・エンゲル 『瘢痕』(ハヤカワ・ミステリ文庫、2014)であるが、やっと読み終えた。 574ページまであるから、文庫本とはいえ、かなりな長編を読んだようなもの。 毎晩、寝床の中で読み続けた。 何だか、横になった…

訳文が気になる

大本泉さんの本を通読したので、トマス・エンゲル 『瘢痕』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み始める。 初めの方は、どうもすんなり読めない。北欧ミステリの作品では、こんな感じの出だしのものもあったような気はするが。 まだ、ほとんど読み進んでいないの…

図書館へ

前回、久しぶりに市の図書館に足を向けてからもう2週間。 天気もよし、運動がてら、ぶらぶらと歩いて行ってみた。 前に借りた本を返し、館内をぶらぶら。 前回、大木泉『作家のごちそう帖』(平凡社新書、2014)を借りてきて通読したのであったが、同じ場所…

芥川の好物

大本泉『作家のごちそう帖』(平凡社新書、2014)に、芥川龍之介の好物の話があった。こんな一節がある: 芥川は、あまり食事にこだわりがなかったようだ。ただし、 主人は鰤の照焼が大好物で、それさえあれば他には何にもいらないというほどでした。 と、こ…

読了メモ (22/10/25)

前回の 「読了メモ」 が5月くらいだったか。 あれ以降に読んだ本はあるが、いちいちメモしなかった。 今頃になって ・・・ だが、わりと最近に読んだものをメモしてみる。 えっと ・・・ 7月の終わりにレチフ・ド・ラ・ブルトンヌの『パリの夜』を読んだ後…

うまいもの食ってるなぁ

山口瞳『行きつけの店』(新潮文庫, 2009 [2000])の中に、こんな一節があったので、書き写してみる。 皆美館は、古来、ラフカディオ・ヘルン、島崎藤村に愛され親しまれた旅館である。田山花袋、与謝野鉄幹・晶子夫妻、志賀直哉もよく泊っていったそうだ。 …

久しぶりに図書館へ

朝と夜は別にすれば、日中は陽ざしがあって、暖かいといってもよい天気だった。 いつが最後だったか思い出せないが、久しぶりに市の図書館に行ってみた。 長居をするつもりはなく ・・・ というか、コロナ以前は夜の9時くらいまで開いてたような気がするが…

「ひと呼吸つく」

昨日、市内の小さな Book・Off に出かけて、文庫本を2冊買ってきた。 本を買うのは久しぶり。金額は¥110 x 2 である。漱石の鏡子夫人の回想記である 『漱石の思い出』 にも手が伸びたが、¥110 ではなくて数百円だったので、またの機会にでも、と断念。 買…

長い名前

"ハンガリー出身のイギリスで活躍した小説家" の バロネス・オリツィ (1865-1947) の本名は エマースカ・マグダレナ・ロザリア・マリア・ホセファ・バルバラ・オルツィ・バーストウ だそう。アルファベット表記だと Emmuska Magdalena Rosalia Maria Josefa …

犬の欠伸

欠伸と書いてアクビと読む。なるほど、背伸びしたくなるかも。 岡田斗司夫が自由学園という学校で講演した時の様子を動画にしたものを見てたら、背伸びをする場面があった。 そこで岡田は犬のアクビのことに言及している (12分くらのところ)。 犬のアクビ…