山口瞳『行きつけの店』(新潮文庫, 2009 [2000])の中に、こんな一節があったので、書き写してみる。
皆美館は、古来、ラフカディオ・ヘルン、島崎藤村に愛され親しまれた旅館である。田山花袋、与謝野鉄幹・晶子夫妻、志賀直哉もよく泊っていったそうだ。
皆美館は みなみかん と読むらしい。島根県は松江の宍道湖に面した宿屋である。
山口瞳は、そこの食堂の料理の中でも
とりわけ皆美館だけに伝わるという鯛めしが好きだ。
と書いている。
読書関連ブログとして書いているので、作家の名前がいくつか出てきたのをメモしてみた。
* ちなみに、よそのブログで恐縮だが、この本を読んでて、こんなものも書いた。→ 「咫尺」