去年の末に図書館から借りてきた3冊のうち、読み終えたのは1冊だけ。
何とか読み通したいと思った 『島崎藤村短篇集』 も、途中までになった。
今は便利なもので、ネットで延長手続きが出来るのだが、それが出来るのは1回だけに限られている (そりゃ、いつまでも続けられてはかなわんだろう)。
今は、何も借りていない。少し休止期間を置くつもりでいるからだ。
代りに、去年 Book-/Off で買っていた沢木耕太郎の 『檀』(新潮文庫、2011)を読んでいる (とはいえ、毎晩、寝る前に寝床の中でちょっとづつ読んでいる程度ではあるけれど)。
このくらいの厚さの文庫本なら、一気に読み上げてしまえるだろうと思っていたのに、案外と進み具合が遅い。
数ページも読むと眠りモードに陥ってしまうということもあるが、昔だったらもっと読めたような気もする。
とにかく通読しさえすればいいという姿勢の読み方から、内容を噛みしめながら読むという方にシフトしたということもあるのかもしれないと思う。
これを、"読書体力の低下" と断じてしまうのは酷かもしれない。
モノによっては、通読することを重視した読み方もするだろうからだ。