2021-01-01から1年間の記事一覧

アガサの夫

これはダイナー・クレイクという英国の女流作家・詩人の小説のタイトル。 Gutenberg のリストを眺めていたら見つけたのだが、一瞬、アガサ・クリスティーの夫のことかと思ってしまった。 クレイクは 1826 - 1887 に生きた人だから、そんなはずはないんだけれ…

リチャードソン

メモ ちょいと Gutenberg の recent を開いてながめていたら、Dorothy Richardson の Trap という作品が出ていた。 Pilgrimage Volume 8 とある。すると Pilgrimage という作品の第8巻 (第8部) ということになる。 Trap という題名から、推理小説みたいな…

最近の読書

前々回 (2週間くらい前) に書いたかと思うが、現在、市の図書館からの貸し出しを受けていない。 もう、平常の開館状況に戻っているのかもしれないが。 で、とにかく手持ちの、積読状態にあった本を少し片づけようかなと試みてはいる。 前に書いた時から後…

寄贈書図書館

ふと、思いついたこと。 私は図書館で借りて読むようにもなったが、やはり手元にあるとありがたい。 何年、何十年前に読んだものを取り出して再読することができる。 それらを古本として売り払えば、ただ同然の値段で引き取られたりするわけで、釈然としない…

OK書店

前の投稿は削除しようと思ったが、今日2件のアクセスが記録されているから、仕方がない、そのままにしておこう (他のところを見られたのかもしれないが、こちらでは分からない)。 今日は、もっとつまらないことを書く。 私には、高級な "読書ブログ" みた…

読みの速さ

読み通すのに、ほぼ1週間かかった。 ヨルン・リーエル・ホルスト 『猟犬』 (早川書房 [ポケット ミステリ]) である。 これでも、かなり無理して読んだといえる。 私の 「読書」 は、夜、寝床の中で行われるので、日中はあまり読まない。 図書館に返却せね…

不満

最近の読書のメモ。 2冊通読した。 ・ メアリ・ノリス 『カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』 (柏書房、2021) ・ 毛内拡 『脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』 (講談社 ブルーバックス、2020) 正直なとこ…

トロトロ読み

ウンベルト・エーコの 『薔薇の名前』 を再読したのは、私の読了書リストを見ると、2015年の3月のこと。 マイケル・ドズワース・クック 『図書室の怪 四編の怪奇な物語』 (山田順子・訳: 創元推理文庫、2020) を読んでいた時に、あの作品を思い出した。 エ…

美女の名

南條竹則 『美人料理』 (中央公論新社、2008) を数日前に読み終えたのだが、通読するのがやっと。 中国料理に関する蘊蓄の方は、ほとんど頭に入らなかった。 ただ、西施、楊貴妃、梅妃といった美女の名前だけは記憶に残った。 楊貴妃はさすがに私でも知っ…