過去の読了書記録から (4) - 2004年7月~12月

前回から間が空いたので、ちょっと要領を得ないところがある。

 

リストを示すだけなのだが、元のソースの表示に手を加えなければならないのが、やや面倒。

 

 

2004/07/03 Dean Koontz Ticktock (Headline Book Publishing、1997)
2004/07/08 アイリス・マードック ジャクソンのジレンマ (彩流社、2002)

2004/07/10 人間おもしろ研究会[編] 天才の謎と秘密

2004/07/12 アンドレーア・ケルバーケル 小さな本の数奇な運命 (晶文社、2004)

2004/07/19 丸山圭三郎 言葉と無意識 (講談社新書)

2004/08/01 Anne Rice Blackwood Farm (The Random House、2003)

2004/08/03 ジェフリー・アーチャー 獄中記 - 地獄篇 (アーティストハウス、2003)

2004/08/09 ウイリアム・ギブスン パターン・レコグニション (角川書店、2004)
2004/08/10 吉村昭 ポーツマスの旗 (新潮文庫
2004/08/12 Agatha Christie The ABC Murders (HarperCollinsPublishers、2001)

2004/08/18 Dewey Gram The Life of David Gale (An Onyx Book [Penguin Putnam]、2003)

2004/08/26 Terry Kay To Dance with the White Dog (Washington Square Press of POCKET BOOKS [a division of Simon & Shuster Inc.]、2002)

2004/08/20 根本美作子 眠りと文学 (中央公論新社、2004)

2004/08/28 正高信男 天才はなぜ生まれるか (ちくま新書、2004)

2004/09/01 Nick Hornby About a Boy (Penguin Books、2002)
2004/09/02 白川静 孔子

2004/09/05 ダン・ファンテ 天使はポケットに何も持っていない (河出書房新社、2004)
2004/09/16 Nick Hornby High Fidelity (Penguin Books、2000)

2004/09/19 中村健之介 永遠のドストエフスキー (中央公論新社、2004)

2004/09/25 勝谷誠彦 イラク生残記 (講談社、2004)
2004/09/29 Agatha Christie And Then There Were None (HarperCollins、2003)

2004/10/01 中島らも アマニタ・パンセリナ (集英社、1995)

2004/10/05 E.Hinton The Outsiders (Penguin Putnam、2003)

2004/10/16 青井汎 宮崎アニメの暗号 (新潮新書、2004)

2004/10/21 Elmore Leonard The Big Bounce (HarperTorch、2003)

2004/10/25 マーク・トウェイン まぬけのウィルソンと かの異形の双生児  (彩流社 [マーク・トウェイン コレクション 1]、1994)
2004/10/29 ジョアオ・マゲイジョ 光速より速い光 (NHK出版、2003)

2004/11/21 Philip K. Dick Paycheck (Gollancz、2003)

2004/11/24 ローレン・スレイター わたしの国にようこそ -- 精神分裂症患者の心理世界 (早川書房、1996)

2004/12/02 ニール・ガーシェンフェルド 考える「もの」たち (毎日新聞社、2000)
2004/12/05 平野嘉彦 マゾッホという思想 (青土社、2004)

2004/12/10 藤広哲也 そこからパソコンがはじまった! -- 栄光と激動のコンピュータ1980年代史 (すばる舍、2004)

2004/12/10 夏目漱石 彼岸過迄 (角川文庫)

2004/12/18 河合隼雄 コンプレックス (岩波新書

 

 

よく読んでるなぁ。今では考えられない。

その当時にこのブログを書いてたら、いろいろと書けたかもしれないのだが。

記憶に残ってるものと残ってないものとがある。おそらく、むずかしい本の内容は、ほぼ忘れているだろう。

そもそも、書名を見ても、読んだことがある本だということを思い出さないくらいなものだ。

 

初めに出ている Tiktok は、これは面白かった。英語の読解力がおぼつかなくても、勢いで読んでしまった。また、そういう読み方がふさわしいような作品。

次のマードックの 『ジャクソンのジレンマ』 はマードック最後の長編。執筆当時の彼女はアルツハイマー病に冒されていた。それは別としても、読んでてまるで面白くなかった。

イリアム・ギブスンの翻訳は何冊か読んだ。サイバーパンクSFというのだったか何だったかの、それなりに面白いと思った作家だ。

Dewey Gramの The Life of David Gale は、読み終えて 「う~ん」 と唸ってしまうような作品。

 Terry Kay の To Dance with the White Dog は、たしか日本で映画化されたのではなかったろうか。心温まるという月並みな表現はしたくないが、いい作品だ。

Nick Hornby の About a Boy も、いい感じの作品。映画化されたんだったかどうだったか、記憶が曖昧だけれど。

ダン・ファンテの作品は、初めて読んで、そしてイカれた。どこかブコースキーを思わせるし、訳者もブコースキーの作品を訳している中川なんとかという人だったが、作者はそういうふうに結び付けられるのは本意ではないみたい。もっとダン・ファンテの作品を読みたくなったが、図書館には他に彼の作品がなかった。

Nick Hornby の作品は、図書館に置いてあったものはみんな目を通したが、High Fidelity だけはあまり面白く感じなかった。

中島らもの 『アマニタ・パンセリナ』 は薬物の話が出てくる作品。さすが中島らもの書いたものだけあって、面白かった。

 

最近は図書館に行ってないので、本を借りてくることが出来ず、従って いいかげん読み すら出来ずにいる。

ひとつには、ヘルニアになって、足が痛くて歩けないという状態にあることもある。

仕方がないから手持ちの本を読んでるが、最近は以前 Book-Off で買ったヨハン・ベックマン 『西洋事物起源 (二)』 を、就寝時に寝床で読んでいる。特に面白いわけでもないし、カタカナの名前がやたらと出てくる (そのあたりは読み飛ばしてる) のだが、まぁ、気長に読んでみようとはしている。それこそ、内容はまるで頭に入らないのではあるけれど。