ニシン といえばお魚である。
いや、その ニシン ではない。
斎藤美奈子さんという人の『妊娠小説』という書物のタイトルを、ふと思い出した。
今日、外を歩いている時に、ふと頭に浮かんだのである。
ちなみに、その本は未読だ。
タイトルが興味を唆るのだが、読んだことはない。
歩きながら、読んだことのあるアイリス・マードックの小説のことが頭に浮かんだ。
一番最近に読んだのが The Italian Girl で、あれを読んでからどのくらい経ったのだろう。
和訳本は入手しにくくなってるだろうな、と思って、中古の Penguin 版を Amazon で注文したのだった。
いかにも 中古 でございという感じの状態ではあったが、書き込みなどはない本で、読むのに支障はなかった。
Penguin 版の Iris Murdoch は、かつて The Book and the Brotherhood という、かなりの厚さのものを読んだことはある。
けれど、まとまりという点では The Italian Girl の方がスッキリしている気がした。
それはともかく、Murdoch の小説は、人間関係がややこしい。しかし、上記の2作品では、まだましである。
それと、どちらの作品にも 妊娠 が出てくる、ということを思い出した。
しかも、いずれも、若い未婚の女性の妊娠である。
その2作品において、なぜ、未婚女性の妊娠という設定が出てくるのか?
分からないけれども、どちらも、その胎児の父親たる男が、その女性が自分の子を妊娠したという事実を知らないという共通性がある。
それに、どちらの女性も、堕胎してしまう (ただし、そのことに対する当人の感情は、両作品で同じではない)。
歩きながら、ふと、そんなことに思い至った。
そんなことでも、ブログに書いてみたらどうかな、と思った次第である。
どうせメモに過ぎないのだけれども。
[追記]
妊娠ということなら、マーガレット・アトウッドの小説もあるぞ、と今ふと思った。
ただし (「ただし」 なんてのが多い。私の書き方のまずいところだ)、アトウッドの、あの有名な小説は未読だ (タイトルを見かけたことはあるような気がするが、通俗小説だと思っていた)。
読んだのは The Testaments で、たまたま Book-Off にあったのを見て、「全く知らない作家だけど、英語で読む訓練になるかも」 と思って買ってみたのである (¥620もしたけれど)。
何しろ 続編 なのであるから、元の作品は読んでいることが前提のはずだ。
そのことを知らずに読み始めたものだから、出だしの書き方に戸惑いを感じたが、あれは日記に書かれた文章だろう。
それを通過すると、普通の話のように読めてきたけれど。
続編 だということは、途中だったか読み終えてからだったかに、やっと知った。
何とも間抜けな読者である。