2人の翻訳家

田口俊樹 『日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳 この四十年』 (本の雑誌社、2021) を読み終え、続けて、その前から読んでいた柳瀬尚紀 『辞書はジョイスフル』 (新潮文庫、1998) も読み終えた。

 

 どちらも翻訳家という点では共通しているが、分野は必ずしも重ならない。

 

柳瀬尚紀氏の方はジョイスが有名で、田口俊樹氏の方は 「エンタメ」 の膨大な翻訳での実績を積んでいる人。

 

実は 『辞書はジョイスフル』 の方はかつて、少なくとも一度は通読したことがある (今回が二度目なのか三度目なのかは分からない)。もう、名人芸も極まれりという内容。

 

対して田口氏の方は、翻訳以外の文章を読んだのは、これが初めて。そして、翻訳というのは、かくも奥が深いものなのかと知らされた。

 

 

* 本当はメモを取っておきたい事柄もあったのだが、夜、寝床の中で読んでいて、とにかく 「通読」 することが目標ではあり、そのままパスしてしまった。何しろ、私の部屋は寒いので、手の先を布団から出すだけで 「手いっぱい」 なのである。