ブログから削除した追記

ここではないところにもブログを書いてるのだが、今日 [ノンバイナリー] というタイトルで書いた。

 後になって、以下の部分を追記してみたのだが、改めて見ると、そんなものは余計なものに思えて削除。

 短いものだが、ここにだけ残しておこうかな。

  

かつて Iris Murdoch の The Book and the Brotherhood という小説を読んだことがあるが、その中に出てきたある夫婦には子どもがない。夫の方は、自分に子種がないせいだと思い込んでいた。ところが、いろいろあった後に、酒を飲んで酔って寝ているところに、ある若い女性が来て、彼は自覚せずして彼女と性交をしてしまう。その結果 ・・・ そう、その女性は妊娠してしまうのである。ただし、男性の方はその事実を知らない。そして、彼の元に戻ってきた妻に、やはり以前のように愛情をもって接し、自分には子どもをもうけさせてやる能力がないのだという負い目を感じ続けていくのである。えっ、妊娠した女性はどうしたかって? あまり言いたくはないが、ひそかに処理してしまったのである。それだけではすまず、今度はその若い女性は、自責の念で狂ったようになり、尼僧になってしまうのだ。あぁ、女性の書く小説は残酷である。

 

 私の持ってる The Book and the Brotherhood は Penguin 版で、わりと分厚い。

 

* 今見ると、情報に不足しているところがある。彼の妻は、夫のもとを離れて、ある男のところに出奔していたのだ。夫は、やけになってひとりで酒を飲んで寝ていて、そこに若い女性が心配してやって来て ・・・ そしてああなってこうなった、という次第。

 

* 数日前にここに貼りつけたものの、アップしないままになってたが、せっかくだから、アップしちまうことにした。「読書」 関連といえるから。