過去の読了書記録から (2) - 2003年7月~12月

2003/07/01 塩野七生 わが友マキアヴェッリ (中公文庫)
2003/07/03 フェデリコ・アンダーシ 解剖学者 (角川書店,2003)
2003/07/03 野坂昭如 絶望的楽観主義ニッポン (PHP,1999)
2003/07/06 谷崎潤一郎 陰翳礼讃 (中公文庫)
2003/07/06 筒井康隆 天狗の落し文 (新潮社,2001)
2003/07/11 チャールズ・ブコウスキー 死をポケットに入れて (河出書房新社,1999)
2003/07/14 三好徹 小説ラストボロフ事件 (講談社文庫)
2003/07/15 NHK「わたしはあきらめない」製作班 + KTC中央出版・編 志村けん わたしはあきらめない (KRC中央出版,2003)
2003/07/18 アーレン・ロー ナイーヴ・スーパー (NHK出版,2003)
2003/07/23 ジェリー・カプラン シリコンバレー・アドベンチャー (日経BP出版センター,1995)
2003/07/23 イタロ・カルヴィーノ まっぷたつの子爵 (晶文社,1997)
2003/07/24 群ようこ トラブル クッキング (集英社,1995)
2003/07/25 ベルンハルト・シュリンク 朗読者 (新潮社,2000)
2003/07/27 西田秀秋 長州藩部落民幕末伝説 (社会評論社,2003)
2003/08/01 クリス・ヘッジズ 戦争の甘い誘惑 (河出書房新社,2003)
2003/08/03 アナイス・ニン 小鳥たち (新潮社,2003)
2003/08/04 福沢諭吉 福翁自伝
2003/08/05 マルグリット・デュラス 破壊しに、と彼女は言う (河出書房新社)
2003/08/08 冨岡多恵子 二ホン・二ホン人 (中公文庫)
2003/08/11 Iris Murdoch The Book and the Brotherhood (Penguin)
2003/08/13 ウイリアム・バロウズ ゴースト (河出書房新社,1996)
2003/08/23 岩本千綱 シャム・ラオス・安南 三国探検実記 (中公文庫)
2003/08/23 ジョイス・キャロル・オーツ フォックスファイア (DHC,2002)
2003/08/30 ウィリアム・ロード ペイパーバック・ライター (アーティストハウス,2003)
2003/09/03 ガルサン・チナグ 草原情歌 (文藝春秋,1995)
2003/09/05 向井万起男 ハードボイルドに生きるのだ (講談社,2003)
2003/09/08 松居竜五 南方熊楠 一切智の夢 (朝日選書,1991)
2003/09/18 エハン・デラヴィ フォトン・ベルトの真相 (三五館,2003)
2003/09/19 塩野七生 チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)
2003/09/24 ティボール・フィッシャー コレクター蒐集 (東京創元社,2003)
2003/09/29 大野芳 伊藤博文暗殺事件 (新潮社,2003)
2003/10/11 ニック・リーソン 私がベアリングズ銀行をつぶした (新潮社,1997)
2003/10/23 アレクサンドラ・マリーニナ 盗まれた夢 モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ [1] (作品社,1999)
2003/10/26 アレクサンドラ・マリーニナ 孤独な殺人者 モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ [2] (作品社,2000)
2003/11/02 アレクサンドラ・マリーニナ 死刑執行人 モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ [3] (作品社,2002)
2003/11/06 ベルンハルト・シュリンク ゴルディオスの結び目 (小学館,2003)
2003/11/16 カシュテン・アルネス ザビーナ ユングフロイトの運命を変えた女 (NHK出版,1999)
2003/11/20 村上春樹 海辺のカフカ(上) (新潮社,2002)
2003/11/24 三浦雅士 村上春樹柴田元幸のもうひとつのアメリ (新書館,2003)
2003/11/26 村上春樹 海辺のカフカ(下) (新潮社,2002)
2003/11/26 ジョン・ル・カレ パナマの仕立屋 (集英社,1999)
2003/11/27 村上春樹 「そうだ、村上さんに聞いてみよう」 (朝日新聞社,2000)
2003/12/03 村上春樹 夜のくもざる
2003/12/12 村上春樹 国境の南、太陽の西 (講談社,1992)
2003/12/14 ドナルド・バーセルミ  (白水社,1995)
2003/12/24 下村努,ジョン・マーコフ テイクダウン [上][下] (徳間書店,1996)
2003/12/29 ジャスパー・フォード 文学刑事サーズデイ・ネクスト 1 -- ジェイン・エアを探せ! (ソニー・マガジンズ,2003)


この頃はよく読んでるなぁ。

 

フェデリコ・アンダーシの 『解剖学者』 は、アルゼンチンの文学賞応募作品で、第1回目の受賞作に選ばれたものの、賞のスポンサーが 「こんな不潔な内容の小説を受賞作にはしたくない」 というのか、クレームをつけてきたという問題作 (?)。この小説の最終場面が、ブコウスキー 『パルプ』 の最後の場面と重なってイメージされたという記憶がある。

 

三好徹の 『小説ラストボロフ事件』 は、実際の事件を題材にしている。小説として楽しめるものの、ああいうことが、戦後の日本で実際に起こっていたというのは歴史的な事実なのだ。

 

アレクサンドラ・マリーニナの3作はシリーズものだから、もっとあるのかもしれない。翻訳が出てるかどうか分からないが、市の図書館にあったのは、その3冊だけだった。想定外に面白かったという記憶がある。

 

シュリンクの小説が2冊入ってる。どちらも読んでみるだけの価値はあったと思うのだが、それ以外にも読んだかどうか、思い出せない。

 

村上春樹は、今は意図的に読まないようにしている。なぜだか分からないが、読まない方がいいな、と思っているのだ。

 

西田秀秋の本は、タイトルそのものがヤバイかもしれないが、著者はたしか学校の校長先生を務めた人とかじゃなかったろうか。

 

向井万起男さんの本は、とにかく面白い。向井千秋さんの夫である。