耳で読む

こんなタイトルをつけると、高級なことを書こうとするかのようだが、そんなんじゃない。

 

つい今まで NHK-FM の FMシアター を聞いてた。

 

引き込まれたよ。ラジオ・ドラマのいいやつは、いいな。

 

声優さんというのはうまいもんだなと思う。

 

活字を読むのとは違うけど、聴くのもいいもんだ。

 

 

市の図書館が月末まで閉館なので、本を借りにいけないから、数日前、久しぶりに列車に乗って某市に行って、Hard/Off で本を買ってきた。

 

4冊買ったが、1冊は英語の文法書。小説は2冊で、どちらも英語のもの。もう1冊はヨハン・ベックマン 『西洋事物起源 (二)』 (岩波文庫)。

 

 

実は、本が増えるのは困る。

 

部屋の隅の本棚なんて、すぐにいっぱいになって、段ボール箱のいくつかにも入れてあるのだが、まぁ、大半は、処分しようにも、引き取ってもらえるかどうか分からんようなものが多い。

 

ごみにされるくらいなら、欲しい人に進呈したいくらいだ。

 

だから、なるべくなら買わないで、図書館の世話になりたいところだが、手元にあれば読み返したりできるし、好きな時に読めるというメリットもある。

 

 

今回買った本は、特にどうってことのないものばかりかもしれない。

 

そのうちに言及するものがあればいいのだが。

 

小説の2冊は、Douglas Coupland: Shampoo Planet と Tracy Chevalier: Falling Angels だ。

 

前者は 『ジェネレーションX』 という作品で有名になった人。そして後者は映画化もされた 『真珠の耳飾りの少女』 の作者である。

 

前者は¥350 で後者は¥210 だった。この値段の違いは何を基準にしてるんだろう。

 

まぁ、今は文庫本だって高額だから、読んだ上でごみになっても諦められる値段といえなくもないが。

 

 

最近・・・ というか数日前にやっと読み終えた本がある。

 

新井白石の 『折たく柴の記』 (岩波文庫)。

 

これもかつて Book/Off で入手した本。

 

高校生の時に書名を聞いたことがあって、いつか読んでみようと思ってた本だが、それから何十年も経って、やっと手に取って読んだ。

 

読んだというか、いちおう通読したという程度。いつか再読するかもしれんが。

 

私は歴史に詳しいわけでもないし、古い文章を読みこなせるわけでもないのだが、関心がないわけでもない。

 

おのれの子孫のために書き留めておきたいという思いで書かれたものらしい。

 

 

 

* カッコつけて、英語の小説なんぞ持ち出すが、私の英語力や読解力は、せいぜいが高校生程度。まぁ、高校生だった頃は、そもそも教科書だってまともに読めなかったんだけど ・・・。そのことについては、改めて書く機会があるかもしれないが、新井白石だってまともには読めない。読書って、お勉強ではないわけで、要は楽しめればいいわけだ。だから、「楽しめたな」 と思える時間を過ごせたら、それでいい。日本語の、現代文で書かれた本を読んでも、しばらくしたらストーリーだって思い出せなかったりする。それはそれでいいじゃないか。その時に楽しめたのならさ。