見た 飲んだ 釣った

今朝がた、開高健 『夜と陽炎 (耳の物語2)』 を読み終えた。

 

年譜を見ると、奇しくも12月30日は開高健の誕生日だった (出生は1930年)。

 

心中に悲しみを携えて疾走して生き、見て、書き、飲みした人のような気がする。

 

享年58歳は早すぎるが、苦しみながらも書いたものは残った。

 

彼のエッセイや、ちょっとした短編は読んだことがあるし、長編としては 『輝ける闇』 を読んだことがある程度。

 

機会あらば、他の作品も読むことがあるかもしれぬ。 

 

夜と陽炎 耳の物語2 (岩波文庫)

夜と陽炎 耳の物語2 (岩波文庫)

  • 作者:健, 開高
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: 文庫
 

 

 

同時に寝床で読み始めていたのが南條竹則 『美人料理』 (中央公論新社、2008)。

 

これは小説ではなく、中国料理に関するものだが、さまざまな文献からの引用があり、漢字を読むのに苦労する。

 

まぁ、ひとまず通読を目的に読む。

 

昔、南條竹則 『酒仙』 を読んで面白かったという記憶があり、気になる書き手ではある。 

 

美人料理

美人料理

 

 

 

他に 「通読」 を試みているのがもう1冊あって、八幡和郎 『江戸時代の 「不都合すぎる真実」 (日本を三流にした徳川の過ち)』 (PHP文庫、2018) である。 

 

 

 

現在、この部屋の室温は4℃くらい。なるべく早めに布団にもぐりこんで、読書にふけるがいいかもしれない。