2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

モナリザコード

清水義範 『雑学のすすめ』 (講談社2007) は雑学本だ。 西原理恵子のブッとんだカット絵も入ってる。 この本の中にダン・ブラウンの 『ダ・ヴィンチ・コード』 に触れたところがある。 私も図書館にあったペーパーバック本で通読したことはあるし、ちょう…

寒冷化

ジョー・ネスボの 『その雪と血を』 (ハヤカワ・ミステリ、2016) に、こんな文があった、 この寒さが新年までつづけば、1977年は戦後もっとも寒い年になるらしく、しばらく前から科学者が予言している新たな氷河時代の始まりとして記憶されることになると…

最近の読了

・ ジョー・ネスボ 『レパード 闇にひそむ獣』 (上・下) [集英社文庫] ・ 高野慎三 『つげ義春1968』 [ちくま文庫] 前者は恐れ入るほどのもの。しかし、再読したい気持ちは今のところは起こらない。 後者は、もっと軽く考えていたが、読んでみると、単…

声を聴く

今の私の読書スピードは実にのろのろ運転だ。 どうしてこうなったのか。 理由などどうでもいいけど。 小説ではなく、回想記のような本である 高野慎三 『つげ義春1968」 のような本なら、たちどころに読み通せると踏んでいたのが、これがなかなか進まない。 …

彼女たちの読書傾向

1968年頃に漫画雑誌 『ガロ』 を訪ねてくる女子高生たちがたまにいたそうだ。 当時 『ガロ』 誌の編集に携わっていた高野慎三氏によれば、その女の子たちには読書家が多かったという。 高野氏が何人かの作家の名前をあげている (「 」 内は高野氏の感想)、…

立ちションの態様

ジョー・ネスボ 『レパード』 の中で、ある山小屋にたどりついたハリーが、立ちションをする場面がある。 ハリーは小屋の壁に向って小便をする。 その時ハリーは、男はなぜ何かに向って小便をするのだろう、と考える。 どうでもいいようなことだが、そんなこ…

転社の理由

コトバンク [転社] によると 同一の職種で他の会社に移ること。 であるそうだ。 高野慎三 『つげ義春1968』 (ちくま文庫、2002) を読んでたら 私が 『ガロ』 の発行元である青林堂への入社を希望したのは、じつは、つげ義春さんとゆっくり話がしてみた…